つげ櫛(柘植櫛・黄楊櫛)
古来から日本人女性に愛用されてきたつげ櫛(柘植櫛・黄楊櫛)

つげ櫛は化学製品の櫛やブラシと異なり、静電気がほとんど起こらないため、
枝毛や切れ毛になりにくく、頭皮への刺激も優しく、キューティクルを傷めず、非常に高いヘアケア効果があります。

また、椿油を染み込ませて使用するため、髪に自然な艶と潤いを与えてくれます。

使いはじめてすぐに櫛通りの良さ・頭皮への刺激の心地良さを実感し、
使い始めて数週間から数ヶ月経った頃には、いつの間にか髪が艶やかな美しい髪になっていることに気付かされます。

また、つげ櫛は抜け毛・薄毛対策にも効果的です。

現在では「つげ櫛」を木櫛の総称として用い、「つげ」とは異なる安価な木櫛を「つげ櫛」と呼んで安価で販売している場合もありますが、
「つげ櫛」とは元々、その名の通り、「つげから作られた櫛」を意味してきました。

つげは他の木よりも成長が遅い為、緻密で弾力がある素材で、古くから櫛の原木として使用されてきました。
その性質から表面が滑らかで櫛通りが良く、頭皮への刺激も優しい櫛になります。

そのつげの中でも最高とされるのが、鹿児島県指宿周辺で採取される薩摩つげです。

輸入のつげの産地(タイ・中国など)と比べると日本は気温が低く、その分、つげの成長は遅くなります。
それ故、薩摩つげは輸入材と比べるとさらに緻密で滑らかな素材になります。

国産の薩摩柘植で作られたつげ櫛は輸入の柘植(職人さんの中にはこれをシャム材と呼んで、国産の柘植と区別している人もいます。)で作られたものに比べると高価ですが、
その櫛通りの良さ、滑らかさ、ヘアケア効果の高さから古くからつげ櫛の中でも高級品として用いられてきました。 つげ櫛の製造工程

椿油をしみ込ませながら大事に使用すると一生ものです。 つげ櫛のお手入れについてはコチラ
母から子、子から孫へと 1つの櫛を大切に受け継いでいかれている方もおられるほどです。

国産の薩摩柘植で作られた最高級のつげ櫛は輸入材で作られた櫛よりも
相場的には倍ないし、それ以上しますが、その完成度、質感などから大変人気 です。

元々つげ櫛を使われていた方でも、薩摩つげ製のつげ櫛を使われると、
「薩摩柘植と輸入の柘植とでこんなに違うとは思わなかった。」とおっしゃる方も大勢おられます。

薩摩つげは印鑑や将棋の駒などの高級品にも使用される素材です。

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国産材、使って減らそうCO2