薩摩つげと輸入のつげの比較(PCサイト)
薩摩柘植は鹿児島県の指宿地方が原産地のツゲ科の常緑低木で、櫛の材料として珍重されています。
櫛の材料として珍重されるのは材質が非常に緻密で堅く、櫛にした際、櫛の歯が折れにくいからです。
また、薩摩柘植は色艶が非常に美しく、黄色くてなめらかであり、
椿油でメンテナンスしながら長年使用していると、櫛は徐々にきれいなあめ色になっていき、美しい光沢が出てきます。
「国産」と明記せずに単に「本つげ」とだけ表示している櫛は輸入の柘植を原料にしていることが多いです。
輸入のつげの産地であるタイなどに比べ、国産薩摩つげの産地である鹿児島県指宿市周辺は
気温が低い為、さつまつげは輸入のつげよりも成長が遅く、年輪の幅が狭くなります。
年輪の幅が狭い分、きめ細やかな素材となり、
薩摩つげから作られたつげ櫛は均質で、非常に弾力に富んで滑らかな櫛になります。
手で触ると輸入のつげから作られたつげ櫛は若干ざらざら感があるのに比べ、
薩摩つげ製のつげ櫛は非常に滑らかで、ツルツルしています。
その分、櫛通り・頭皮への刺激も滑らかであり、 ヘアケア効果 も高いです。
薩摩つげはその成長の遅さから大きなサイズのつげ櫛を作れるサイズになるまで
年月がかかり、産地が限られており、生産量が少なく、
輸入のつげ(これをシャムと読んで、国産の柘植と区別する職人さんもいます)に比べると非常に高価ですが、
目が詰まっていて粘りがあり、櫛通りの良さ、梳かし心地の良さ、 ヘアケア効果 の高さ
などから、古来からつげ櫛の高級品にはさつまつげが使用されてきました。
輸入材の櫛と薩摩つげの櫛は 見た目で既に質感が全く違います。
さらに、髪を梳かすと、素材のなめらかさの違いから、櫛通り・頭皮への刺激が全く違うことを実感できます。
(ヘアケア効果も異なります)
元々つげ櫛を使われていた方でも、薩摩つげのつげ櫛を使われて、
「薩摩柘植と輸入の柘植とでこんなに違うとは思わなかった。」 という方が多数おられます。
「大理石と軽石くらい違う」 とおっしゃられた方もおられたそうです。
国産の薩摩つげで作られたつげ櫛は非常に高いヘアケア効果があり、抜け毛・薄毛対策にも効果を発揮します。
普通サイズ(4寸=16cm)前後のつげ櫛の価格としては、かなり大まかではありますが、
輸入のつげを使ったつげ櫛:百円程度〜4000円程度
国産のつげを使ったつげ櫛:5000円程度〜1万円以上
という感じです。
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